子供が大きくなったら怪我をしないようにとか足音の騒音防止のためにスポンジ素材のマットを敷く方が多いと思いますが、実は結構滑りやすいんです。
靴下を履いて走るとスッテンコロリン!と転んでしまうことも良くあります。元気の良いお子さんなら「しょっちゅう転んでるのよ」なんてお宅もありますが、それでも怪我をしないからまだ良いんですけどね。
でも、出来れば滑りにくいジョイントマットがいい・・・。
そこで今回は各社から発売されている商品を靴下を履いた状態でどれくらい滑りやすいのか検証。部屋全体に敷き詰めたわけじゃないですが、片足で擦ってみると、肌触り・硬さなど結構わかります。
それではどこが良いのか、滑りやすいものから順にご紹介
ニトリ
表面の凹凸は六角形で美しい模様ですが、残念ながら見事にツルツルで靴下で走ると確実にステン!と転んでしまうでしょう。
厚みは標準の1cmで硬さはそこそこ。
ツルツル感は凹凸の溝が浅いというのも原因だと思いますが、他のメーカと比べると溝の形自体にも問題があるのかと思います。工業デザインというのは見た目の美しさだけじゃなくて使いやすさ・機能性なども考慮したデザインで無ければ意味がありません。まさに機能美=デザインだと思いますが、残念ながらニトリの商品は機能性を排した幾何学模様の「お飾り」といわざるえません。(ニトリさん、辛口でゴメンナサイ・・・でもホントにツルツルなんです)
楽天の某ショップ
こちらも見るとよくわかりますが、とにかく凹凸感が無いんですよね。
ニトリと溝の彫り方が異なり、縦横均等にデザインされていますがこちらも浅いのでザラつき感はあっても抵抗は少ないのが残念なところ。
楽天は「安さ」を売りにしていますが、口コミなどをしっかりと参考にして買わないと「想像と違っていた」ということが良くあります。私もありました(笑)
しかし最近、楽天で「滑りにくいジョイントマット」が販売されているようで、表面に特殊な加工が施されていてツルツルなのに滑らないらしい。口コミでも実際に滑りにくいというコメントがあったので、気になる商品ですね↓
百均「セリア」
こちらもニトリと同じような菱型タイプの凹凸デザインで表面はツルツル。
やっぱり踏み込んだ時にツルッといきやすい感じです。木目調のデザインとクッション性はあるので子供用に使わず、部屋の部分的に使いたい人なら手軽な百均でもいいかもしれません。
ジョイントマット専門店
木目調の「Naturalナチュラルシリーズ」と呼ばれるものです。厚さは1cm。
ニトリや楽天で販売されていたものよりツルッと感は少ないですが、それでも靴下で走るのは注意が必要です。
弾力は少々硬く、踏み込んでも沈み込みが少ないから滑りやすいというのもあるかもしれません。
で、同じショップでもこちらの単色シリーズは柔らかいのが特徴↓
あれ~、同じような商品なんだけどな~。木目調か単色かの違いだけでしょ?
と思っていたら、こちらはどうやら厚みが12mmあるようです。
あ~、だから踏み込んだ時に滑りにくいのか・・・。硬いとか柔らかいとか感じていたのは2mmの厚みの違いだったんです。
確かにこちらの表面のほうが凹凸感はしっかりとありますが、足を乗せた時に沈むので滑りにくいのが特徴。
ここから先はやっぱり凄かった・・流石子供向け商品を取り扱うだけのことはあります
西松屋
もう見た感じから違いがわかりますよね?凹凸感にやる気さえ感じます(笑)
凹凸の溝が深く足を乗せてスライドさせた時の抵抗感は明らかに他と違います。
西松屋といえばキッズ・ベイビー用品を専門に扱うお店なので子供目線でしっかりと作ってるのかなと思います。しかも絵柄を繰り抜いて遊ぶことが出来ますからね。知育玩具としても使えるし、走り回っても絶対に転ばないとは言いませんが、滑り止め効果は確実にあります。
トイザらス
ニトリの悪口は言うつもりはないんですが、表面の凹凸は天と地です。
靴下を履いて足をわざと滑らせても止まります。これは西松屋にもいえることです。
やはり溝が深ければ深いほど滑り止め効果は高く、西松屋とトイザらス(ベビザラス)が優秀という検証結果となりました。
でも絶対に転ばないのがコルクマットです
西松屋とトイザらスが優秀と言っても絶対に勝てない相手がコルクマットです。
天然素材でマット感が半端無く、意図的に転ぼうと思ってもまず無理でしょう(笑)
夏の暑い時でもベタツキ感はなく冬の寒さを床から感じさせないのがコルクの特徴。もちろん普通のジョイントマットも冷え防止の役割はありますがコルクの暖かさと肌触り、そして程よい通気性は真似できません。
お子さんやお年寄りがいる家庭ならコルクマットが一番いいのかなと思います。
ということで子供用品を専門に扱う西松屋やトイザらスが安全性も配慮した素晴らしいマットだったことがわかりました。
また、厚みが10mmのものより12mmのほうが踏み込んだ時に沈むので滑りにくいというのが挙げられます。
西松屋とトイザらスの商品はそんなに高くないですからね、先ずはプレイマットとして使ってみてよければ部屋全体に拡張してみても良いでしょう。
また本当に安全を考えるなら間違いなくコルクマット。大粒タイプと小粒タイプがありますが、表面の抵抗感の違いはあまり感じません。ザラつき感の少ない小粒マットの方が見た目もスッキリしていてインテリアに馴染むかなというのが個人的な感想です。